手をあてる

 

痛いところがあればそこに手をあてるというのは誰に教えられたわけでもなく本能のようなものでしょう。

 

どこかに足でもぶつければ痛いと言いながらそこを押さえるでしょうし、肩や腰が重いと感じても無意識でそこに手をあてていますね。

 

母親が泣いてる赤ちゃんの背中をさすってあげると泣きやむ光景はよく目にします。

ケガした子供に大丈夫と言いながら手をあてていればすっかり良くなって、また元気に走り出してしまうこともあるようです。

整体屋 風~kaze~ではこの手をあてるということを多用しています。

整体の世界ではこれを愉気(ゆき)と呼んでいますが、青空のような澄んだ心でおこなうといい、と言われています。

 

実際に痛みがある箇所に手をあてて(愉気して)いるとなんとなく、手のひらに緩んだ感覚が伝わってきます。

 

そこでゆっくりと手を離してみると痛みが消えていることがよくあるのです。

 

特別な能力が必要なんじゃないのかと思われるかも知れませんが、そんなことはありません。誰にでもできるのです。

自分のどこか痛い場所に、または凝っていて重苦しいところに手をあてて3~4分じっとしているだけ。

緩んだ感覚がわからなくてもそれでいいです。これでどうですか。痛みや凝りが軽くなっていませんか。

 

まだ残っているようなら、また3~4分手をあてていればいい。時間があるようなら10分でも20分でもいいです。たったこれだけでずいぶんと楽になってくるはずです。

 

家族や友人にやってもらってもいいし、やってあげてもいいですね。

 

これがいいスキンシップになり、より仲良くなれそうです。