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座るとお尻が痛い

硬いイスやフローリングに直接座るとお尻が痛いという方がいます。この場合、お尻のどこが痛いのかよく聞かなくてはいけません。お尻の横のあたりが痛むのか、真ん中らへんか、それとも坐骨付近か。

 

一番多いのはお尻の真ん中の骨、尾骨が硬い所にあたって痛むということ。

尾骨は背骨の末端に位置し、尻尾の名残の骨といわれています。この尾骨に、わずかにねじれなどの歪みが生じると、その少し歪んだ箇所がイスの坐面やフローリングにあたって痛みが発生します。

 

なぜ尾骨が歪むのかは人それぞれの原因があるでしょうが、尻もちをついたり、出産の影響などが考えれれます。尾骨の歪みが修正されれば同時に痛みも解消され硬いイスやフローリングにも問題なく座ることができます。

 

ここ一ヶ月、同じような症状をお持ちの方が何人か来られましたが、尾骨を調整すると皆さん痛みが改善されました。中には数年来のお尻の痛みもキレイになくなった例もありました。

 

どのように調整するか。とても簡単です。

尾骨を左右から押してみると、痛みを感じる側と感じない側があります。痛みのない方の尾骨を下から上に向かって撫で上げます。これを3呼吸おいて3回繰り返す。すると尾骨の圧痛が消え、硬い場所に座っても痛みは感じなくなるでしょう。

 

硬い場所に座るとお尻が痛いという方はお試しください。