· 

部分と全体

部分即全体、全体即部分という言葉があります。
簡単に言うと部分は全体を表し、全体は部分を表すという意味です。

身体を見る際にこの言葉を念頭に置いておく必要があります。

例えば膝が痛いという場合、いきなり膝に触れて治したいという気持ちになりますがそこはグッと我慢です。全体のバランスが崩れることによって膝の痛みが出てるので、膝の痛みにとらわれず身体全体のバランスを整える操法を行います。それは肩でも腰でも同じで、全体のバランスが部分に影響しているということです。

特にどこかが痛いわけではなく、なんとなく身体全体が重い、疲れてるなどという場合はどこか一箇所(部分)のズレが全体に影響している可能性があるので、よく観察して関係ありそうなズレを探します。

その一箇所のズレを修正すれぼ全体が楽になるというのは理想的ですが、なかなかそう上手くは行きません。それでもその理想を追いかけて日々操法に取り組んでいくのです。

整体屋 風~kaze~の操法は部分の調整を積み上げて全体が整っていくかたちです。
頸が痛いのに足首から触られるのはつまりそういうことなのです。