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歯の痛み

野口整体の祖、野口晴哉(のぐちはるちか)の著書「健康の自然法」の中に歯痛の項目があります。写真を見ると下アゴの角を押しています。どうやらここが歯痛に効くポイントのようです。また、頸椎4番が関係しているとも書いてあります。

 

本日ご来店のNさんは頭痛と肩こりで来られましたが、お話を聞くと数日前から左の歯が痛いそうです。歯医者で診てもらうと、虫歯は無いためストレスが原因か噛み締めのクセがあるのでしょうとのことで、マウスピースを勧められたりもしましたが、それには少し躊躇っているようです。

 

頭痛はすぐに改善したので、問題は歯の痛みです。

 

整体操法を行なう際に大切なことは観察することです。歯に痛みを感じているということは、どこが歪んでいて症状としてあらわれているか。それを探していくことが必要です。

 

顔を正面から見ると、左のアゴが横へ張り出している。少しほっぺたがふくらんでいるように見えます。これはエラの位置が左右で大きく違っているためです。前述の「健康の自然法」に書いてある歯痛のポイントが左側へズレています。やはりここが歯の痛みと関係しているのでしょう。

 

まずは椅子に座ってもらい後ろから観察すると左の側頭骨が下がっています。この側頭骨の下がりも下顎を圧迫しているため共鳴法で正しい位置に戻します。後頭骨も左が下がっていますので、しばらく愉気をすると調整されます。

 

次に仰向けで下顎のエラの位置を整えます。下顎がどちらの方向へ歪んでいるか確かめ、正しい位置にくるようにスッと撫でる。これを何度か繰り返すと少しずつ下顎の位置が調整されてきます。

アゴの噛む筋肉も硬くなっていますね。これは指をあて、愉気をしていると緩んできます。

 

ここまでで痛みの状態を聞きます。整体に行くとよく聞かれるかも知れません。10のうちどれくらい減りましたか?と。だいぶ痛みは減ってきました、残りは2.5くらいですとのことです。

 

残りはどこに問題があるか、また観察に戻ります。歯の近くに問題があるはずなので探してみると、ほっぺたの骨、頬骨がズレている。左の頬骨が下がっています。これを共鳴で上げ正しい位置に戻すと歯の痛みはほぼ消えました。椅子に座ってもらい歯をカチカチしても痛みはないようです。

 

側頭骨、下顎角、頬骨このあたりが歯痛に大きく関係してました。

 

歯の痛みで整体に行くという考えはないかも知れませんが、虫歯が原因ではない歯の痛みなら整体でも効果がある場合があります。